まをちゃクラフツ

手芸・工作の【基本のキ】から【ステップアップ】まで、経験を交えてしっかり解説。

【図案不要】刺し子のガーゼハンカチの作り方

刺し子をしてみたいと思っても、材料や道具をいくつも揃えたり、複雑な作り方を調べたりするのは少し大変です。
このページでは初心者向けに、刺し子のガーゼハンカチの作り方を紹介します。

ごく簡単な手縫いはやったことがある、という人であれば完成させることができます。
ぜひ作ってみてください。

材料と道具

はじめるのにまず必要な材料は、ダブルガーゼ(27cm×54cm程度)・刺し子糸・手縫い糸です。

道具は、刺し子針・手縫い針・布切りはさみ・糸切りはさみを準備しましょう。

材料と道具は、手芸店で購入することができます。
一部の材料と道具は、ダイソー・セリア・キャンドゥなどの100円均一ショップで購入することもできます。
自分で気に入った色や柄のものを準備しましょう。

作り方

動画で詳しく説明しています。


www.youtube.com

生地をカットしてハンカチを縫ったら、刺し子糸で一辺につき3列の直線を刺していきます。
刺し子初心者の方にもわかりやすい作り方です。
※刺し子技法のなかでも簡単なものを紹介しています。
 より小さな針目で作ることで、より刺し子らしい見た目になり、作品の強度も高められます。

ハンカチを縫う

2枚の生地を縫い合わせてハンカチにするので、ダブルガーゼを約27cm×27cmに2枚カットします。
生地を中表に重ね、縫いしろを1cm程度とって、手縫い糸で周りを縫っていきます。
後で裏返せるように、5cmほどの返し口を1箇所空けておきます。
縫いはじめと縫い終わりは、返し縫いをひと針。ぐし縫いで周囲を縫います。
周囲が縫えたら、返し口から生地を表に返します。角もしっかり出しておきましょう。
返し口は周りに合わせ、縫いしろを折り込みます。

刺し子する

刺し子糸を1本引き出します。

※長い糸が輪になった“かせ”から、刺し子にちょうど良い長さに糸を準備する方法は、以下の動画から。 

【世界に1つの段染め刺し子糸】おうちで染める!染-marche - YouTube

糸端を刺し子針に通し、反対の糸端を玉結びします。
2枚の生地の間から針を刺し、玉結びを生地の間に隠します。
0.7cmくらいの針目でぐし縫いします。
角は重なる生地が多く硬いので、指を傷つけないよう気を付けます。
ふちに沿って、直線でぐし縫いします。
ぐし縫いをしたあとは縮みを防ぐため、生地をしごきます。

反対側の角まで刺せたら、糸を切らずに2枚の布の間を通し、1cmくらい離れた場所に針を出します。
続けて1列目と同じように、2列目と3列目を刺していきます。
3列目が刺せたら2枚の生地の間に針を出し、玉留めします。
針を出したところに刺し、別のところへ出して、際で糸をカットします。
ほかの3辺も、同様に刺します。
すでに刺した部分と交わるときは、十字になるように糸を重ねます。
返し口がある辺では、生地がずれないように返し口をクリップや待ち針で留めておきます。
クリップや待ち針を何個か使うと生地がずれにくくなります。
返し口がある部分もこれまでと同様にぐし縫いします。
最後まで刺せたら、2枚の生地の間に針を出し、玉留めします。
玉留めを隠して糸をカットすれば、刺し子のガーゼハンカチの完成です。

作り方動画

詳しい作り方を動画で説明しています。
文章と写真だけで見るよりも、糸の引き加減や針の動かし方などがわかりやすいので、動画で繰り返し見て、真似して作ってみてください。


www.youtube.com

動画で使用している材料と道具

動画で使用している材料と道具は、以下の通りです。

生地

「ダブルガーゼ ピンク」とらや

大阪なんばにあった「とらや」というお店で購入したダブルガーゼを使いました。現在は取り扱われていません。
ダブルガーゼは、プリント入りのかわいいデザインもあります。

刺し子糸(染色キット)

「染-marche スターターキット」オリムパス製絲

刺し子糸のほか、染色に必要な道具がすべてセットされた「染-marche(ソメマルシェ)」のスターターキットなら、温度管理なしで簡単に刺し子糸を染色することができます。

染色方法は以下のページで詳しく説明しています。

 

mao-starry.hatenablog.com

 

刺し子針

「刺し子針」ホビーラホビーレ

長さ44mmの針を使いました。糸の太さに合わせて選びます。

手縫い糸

「ダルマ家庭糸 細口 col.42」横田

動画では淡いピンクの生地に合わせて、淡いサーモンピンクを使用しました。

手縫い針

「ニードルコンパクト ソーイングタイプ」クロバー

薄地用の絹針8号を使いました。

 

刺し子は、綺麗に作れるようになるには少し慣れが必要です。何度か繰り返し作ることで、糸の引き加減や針を刺す間隔も揃ってきます。
まずはひとつ作って、刺し子の楽しさに触れてもらえると嬉しいです。



 

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