毛糸で編んで作るぬいぐるみを「編みぐるみ」といいます。
かぎ針で編む編みぐるみにはかぎ針の基礎的な技術が詰まっていて、初心者の方がステップアップしたいときにもぴったりです。
このページでは、その毛糸の特徴から「世界にひとつだけの編みぐるみ」が作れる特別なキットを詳しく紹介します。
「気仙沼ゼブラ」とは?
気仙沼ゼブラとは、気仙沼にあるKFSアトリエが販売している編みぐるみキットのことです。
毛糸はもちろん、編み方説明書、パーツ、綿まで、材料はすべてはじめからセットされています。(編み針、とじ針、はさみなどの道具は自分で準備します)
細編みを中心とした基本の編み方で構成されているキットで、ひとつひとつのパーツも小さめなので、初心者でも作りやすくなっています。
材料(キット)
毛糸、編み方説明書、目と鼻用のパーツ、綿が初めからセットされています。
毛糸はopal(オパール)毛糸という、ドイツのTUTTO社のとても特徴的な毛糸が使われています。
opal毛糸は非常に短いピッチ(長さ)でいくつかの色に染色されています。気仙沼ゼブラに使われている毛糸は白と黒に染められています。
ピッチはすべてが均一ではないため、どの部分を使って編むかでそれぞれ模様が変わってきます。世界でひとつだけ、というのはここからきています。
必要な道具
編み針、とじ針、はさみが必要です。
編み針は3/0号を使用します。
作り方
KFSの著作権があるため、詳しい作り方はここでは公開しません。
編み図に沿ってそれぞれのパーツを作ったあと、綿を入れて、とじ針でつなぎ合わせていきます。
最後に目と鼻、しっぽを付けて完成です。
作り方説明書には技法の詳しい説明は記載されていないため、細編みや輪で編み始める作り方などの基本的な編み方がわかっている方向けです。
気仙沼ゼブラの編み方セットの入手方法
KFSのWebショップや各地の店舗・イベントで購入することができます。
KFSでは2種類販売されています。
詰め物が「綿」のタイプと、「エコ毛糸」のタイプです。
▼綿バージョン(楽天市場)
手編みキット KFS 気仙沼ゼブラの編み方セット 中綿バージョン (M)_b1j
▼エコ毛糸バージョン(楽天市場)
手編みキット KFS 気仙沼ゼブラの編み方セット エコ毛糸バージョン (M)_b1j
私はイベントで販売されていた綿バージョンで作りました。
大阪府枚方市で長年開催されている手づくり・こだわりの市「五六市(ごろくいち)」に、KFSのみなさんが出店されているときに母が見つけ、私にプレゼントしてくれたものです。
キットではありませんが、毛糸だけ購入することもできます。
▼楽天市場で
毛糸 Opal-オパール- 気仙沼カラー 4ply/4本撚り KFS127.ゼブラ/アイボリー・チャコール系 (M)_b1j
▼Amazonで
KFSについて
ドイツご出身の梅村マルティナさんが設立された毛糸の会社「梅村マルティナ気仙沼FSアトリエ」のこと。「FS」はドイツ語でFriedens Socken(フリーデンス・ソッケン)、“平和の靴下”という意味だそうです。
2011年3月に起こった東日本大震災を経ての想いから、ニット製品を製造・販売する会社として気仙沼で立ち上げられました。
ご本人の想いは、以下の公式webサイトからぜひご覧ください。
マルティナの想い - 梅村マルティナ気仙沼FSアトリエ株式会社オフィシャルサイト
おおきな気仙沼ゼブラ
自分で作れる気仙沼ゼブラは手のひらサイズですが、もともとKFSにはとても大きなゼブラたちがいます。
各地の店頭にたくさんいるらしいので、お店に行かれた際はぜひ探してみてください。