まをちゃクラフツ

手芸・工作の【基本のキ】から【ステップアップ】まで、経験を交えてしっかり解説。

opal毛糸のべんりバンドとは?棒針初心者でも作れるレシピ

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「べんりバンド」とは?

べんりバンドとは、KFSアトリエが公開しているレシピで作れる、正式名称「あると便利バンド(ATBB)」のことです。

べんりバンドは、ほとんどの部分が表編み2目&裏編み2目を繰り返すゴム編みでできています。そのため伸縮性が高く、ネックウォーマーやヘアバンド、ニーウォーマーとして使うことができます。
KFSアトリエのレシピでは、KFSが販売する「opal毛糸」を棒針で編んでいきます。

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KFSについて

ドイツご出身の梅村マルティナさんが設立された毛糸の会社「梅村マルティナ気仙沼FSアトリエ」のこと。「FS」はドイツ語でFriedens Socken(フリーデンス・ソッケン)、“平和の靴下”という意味だそうです。

2011年3月に起こった東日本大震災を経ての想いから、ニット製品を製造・販売する会社として気仙沼で立ち上げられました。
ご本人の想いは、以下の公式webサイトからぜひご覧ください。
https://www.kfsatelier.co.jp/

opal毛糸の特徴

べんりバンドに使うopal(オパール)毛糸は、ドイツのTUTTO社が作るソックヤーンです。
ソックヤーンとは靴下用の細めの毛糸のこと。ウールだけだとこすれに弱いので、こすれに強いナイロンが25%ほど含まれています。

opal毛糸は、「段染め」と呼ばれる特徴的な染色が施されているものがほとんどです。
非常に短いピッチ(長さ)で何色もの色に染色されており、シンプルなメリヤス編みでむだけで、たくさんの糸で編み込んだかのような素敵な柄が出てきます。
編み地だけでなく、毛糸玉を眺めるだけでも楽しい気分になるほどの美しさです。

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べんりバンドの作り方

KFSのブログで無料公開されています。2本棒針で平らに編み、とじ付ける作り方です。
書籍「しあわせを編む魔法の毛糸」でも紹介されています。こちらでは輪針または5本棒針で輪に編んでいく作り方です。

材料

opal毛糸 20gほど

道具

輪針 または 5本棒針 または 2本棒針
とじ針(2本棒針を使って平らに編む場合に必要です)

作り方

無料公開されているKFSのブログはこちら

書籍「しあわせを編む魔法の毛糸」はこちら

作品紹介は20ページ、作り方は82ページに掲載されています。
編んでいる途中もくるくると変わる色がすてきです。

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便利バンドに使うopal毛糸の入手方法

opal毛糸はKFSで購入することができます。KFSでは数多くのopal毛糸が取り扱われています。
お店で実物を見たい場合は、気仙沼にあるKFSの店舗のほか、全国の手芸店でも購入可能です。取り扱い店のご紹介はこちら。
https://www.kfsatelier.co.jp/link/index.html

opal毛糸はシーズンごとに、様々なモチーフに沿ったシリーズが発表されています。カラフルなもの、やさしい色合いのもの、シックなもの、さまざまです。
ぜひお気に入りを見つけて、べんりバンドを編んでみてください。

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